高演色性LED定常光光源をイジる

前置き

イジるって言っても「発色が~」とか「取り回しが~」のような使用レビューの高度な記事じゃないです。

ペット撮影やよく動く小さい子供の撮影できっと便利だろうということで定常光の光源を購入したのでした。


品物が到着して

ネットで見つけた高演色性(Ra95)LEDは消費電力も熱もタングステンと比べて格段に低く、しかも長寿命で発色も良いということで至れり尽くせり。

最高だーと意気揚々として発光させて10分後、何回かチカチカ点滅してぱったりと光らなくなってしまったのでした。

熱でシャットダウンする安全機構があるそうなので、それかと思ってソケットから外して次の日に動作を試したけどやっぱり光らない。

販売店の神対応

販売店さんに事情を説明したらすごい速さで対応してくださって新しい球を受け取った。この素早い心のある対応は本当にありがたく見習いたい。

壊れた球はこちらで処分することになったんだけど、捨てちゃうのもなあと思って何か月もそのままほったらかしにしていたのでした。

時々思い出したように電球ソケットに差し込んではスイッチを入れたりしたけど、うんともすんとも言わない。

気づくの遅え

電源を入れたとき、光らないだけでなく放熱のファンも回っていないのに最近ようやく気づいたのでした。もしかしたらLEDは死んでなくて電源周りに何か抱え

てるのかもしれない。ということでバラしてみました。

LEDのドライバモジュールは秋月とか共立エレショップで販売されているOSMR系かと思いながら中身をのぞいたら基板上に見えるICが斜めっている。




基盤を裏返したICの足の概観。片側の列は足が突き出て反対側の列の足は基盤から出ていない。





ICの型番はLIS8517で、中国の莱士电子科技有限公司というところの製品で、LISはLightning Integration Systemの頭文字だと。

データシートは中国語のpdfしか見当たらなかったが、漢字のフィーリングからはLEDドライバの様子。

「两绕组-初级侧控制L E D 驱动开关」だそうです。

ChinaPower炸裂か

購入の時点で生産国は気にしてなかったけど、中身をのぞいたときのアレな感じはやはり中国。

 

精密ドライバーで浮いている側の足をつついたら簡単に足が曲がった。つまりこの時点で完全にICの足は完全に基盤から離れている。
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ここでなんだかウキウキしてくる。点接触してギリギリ用を為してたICの足が外れてただけじゃないのと。



ということで全部のICの足を追いはんだして導通状態を作り電源を入れたらちゃんと冷却ファンが回ってLEDは光った。


膨らむ妄想

ICのはんだ付け不良が故障の原因ということだったのですけど、いろんな勘繰りができる。

製造はおそらく手作業でICをスルーホールに差し込んでの半田付け。機械ならむしろ人作業より正確で、こんなやっつけ風にはならないでしょう。

製造の段階で不良品だった物をチェック係があからさまに怪しい角度のICをグイっと押し込んで検品通過させたとか。

それかぎりっぎり髪の毛一本で導通して検品通過して、スタジオでいよいよ熱で溶けて外れたか。

背景や理屈は違うんだけどなんとなくXBOX360やPS3のYLoD問題を思い出した。

追記: 別のもう一個も光らなくなってしまったんですがソケットから外して別の部屋の電球ソケットに差し込んだら点灯しました。




観察したところソケットの接触(ねじのところ)が歪んでいたせい(上から床に落っことしたようなつぶれ方)で、撮影用のソケットの電極と接触がうまくできなくなっていた模様。

 

分解して内側からドライバーで押し戻してだいたいのもと通りの形に成形してみたらちゃんと光るようになってめでたしめでたし。

中身がシンプルなので、諦めずに弄れば意外と何とかなるものだと思った次第。